助成事業の中で規模と内容の両面で特に重要なのは昭和47年(1972)、タイと日本の学生や青年を対象とする交流の拡大を目指して発足した「オフ・キャンパス・アクティヴィティーズ」(代表 相馬豊胤)である。チュラロンコン大学経済学部を拠点の一つとして展開してきたその事業は、埼玉大学経済学部、名古屋大学大学院国際開発研究所、金沢大学、学習院大学経済学部、慶応大学商学部、熊本県立大学総合管理学部などとの、大学間ならびに学生間交流や共同研修などを中心として多岐に亘っている。チュラロンコン大学からは獣医学部の学生が継続的に日本での研修プロジェクトに参加し、東京では日本獣医師学会や日大農学部等を訪問後、宮崎大学農学部で約20日間に亘って各種実習に参加してきた。OCAによる日タイ青年交流事業は、発足以来30年を越え、タイ国から参加した学生は950名を越えた。

チュラロンコン大学を訪問した 名古屋大学の学生(1993年10月)
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太田タイ大使が60名のOCAリーダーを 夕食に招待(1998年9月)
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埼玉大学長がチュラロンコン大学生を 招待(2000年)
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チュラロンコン大学生が学習院大学を訪問(2001年)
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平成13年(2001)には長らく懸案とされていたマハーチャクリ・シリントーン王女に対する学習院大学の経営学名誉博士号贈呈が、OCAの斡旋によって実現した。この年9月17日に来日された王女は、18日、天皇ご夫妻との夕食会の後、19日に学習院大学を訪問、院長主催昼食会、名誉博士号授与式、特別講演の後、成田より帰国された。シリントーン王女は、タイの王族の中でもその知性と品性の高さから、国民の間でも非常に人気のある王女として内外に広く知られている。

タイ王国マハーチャクリ・シリントーン王女殿下、 学習院大学経済学名誉博士号贈呈式 平成13年9月19日 右は小倉学長
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名誉博士号贈呈後、 シリントーン女王殿下と在日タイ大使
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