福島で「涙を超えて」を歌おうをキャッチフレーズに昨年からOCAが準備をしてきた東日本大震災復興支援プログラムです。千年以上の歴史のあるの福島県の伝統行事「相馬野馬追祭」にボランティアで参加しました。
総勢65名(OCAタイランドから16名、コモンビートの若者13名)
移動学校関係者は、清水先生、林、津田、菊地、中嶋でした。
津田さんは、相馬中村神社の馬の口取り役(1番ハードな仕事)
菊地さんは撮影担当、中嶋は相馬小高神社の行列担当でした。
38名が行列に参加し、残りの人がサポート隊になりました。
南相馬市の小高地区は現在も避難地域になっていて住民は帰れていません。
遠目から見ると日本の農村の原風景のような所です。緑豊かな山々、川のせせらぎ、神社を囲む杉の大木。
本来なら青々と稲が育っていただろう水田は雑草とまだ処理の進まない瓦礫に埋まり、家々にも店にも
人影が全くないのです。
小高神社の宮司さんは「もしOCAからの38名の参加支援がなかったら小高神社は武者行列を組むことが出来ず
今年の野馬追祭への参加を断念していただろう」とお話し下さいました。
今年の野馬追はほぼ例年の規模にまで戻り各地に避難している住民も一時的に里帰りして盛大に行われたとの
報道もありました。綿々と続くこの伝統行事がはやく本来どおり地元の方々で開催されることを祈るばかりです。
「涙を超えて」は福島市での懇親パーティーで歌うことができました。